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太陽地球人ホーム
> 宇宙天気
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最終更新日
2004年7月31日 |
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太陽フレアにより放出されるエネルギーは大きなもので10の26乗ジュール程度であり、大きな発電所の何億年分もの発電量に相当するエネルギーをわずか1時間程度で放出してしまいます。放出されるエネルギーが莫大ですので、1億5千万キロも離れた地球の近くの宇宙空間も荒れた状態になり、人工衛星や地球の超高層大気に様々な影響を与える事がわかってきました。最近太陽や地球を研究する専門研究者の間で「宇宙天気」という新しい言葉がよく使われるようになり、太陽が社会や人間生活に与える悪影響のメカニズムや、影響をいかに軽くするかといった問題について、専門的な研究機関や国際共同研究プロジェクトが次々と始められています。
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![]() 太陽活動の活発な年はオーロラの当たり年として知られている。 (NASA提供) |
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太陽フレアが発生すると、フレアに伴うX線や紫外線の影響で電離層の状態が変化し、短波無線の電波が届かなくなる事があります。これをデリンジャー現象とよび、航空機や船舶等の無線通信では常に太陽活動に注意しておく必要があります。
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太陽フレアに伴いCMEが発生すると、発生場所によってはプラズマの雲が地球の方に向かって飛んできます。プラズマの雲が地球に衝突すると、プラズマ雲の中の磁気と地磁気が相互作用をして、地磁気に変動をもたらします。変動が大きいものを地磁気嵐と呼んでいます。地磁気嵐が起きると、人工衛星に障害が発生しやすくなるとともに、地上の無線通信(主として短波帯)に悪影響を及ぼすことがあります。また、アメリカやカナダなどの地磁気の影響を受けやすい高緯度地方では送電線に大きな誘導電流が流れる事があり、電力供給が不安定になったり、場合によっては広い範囲にわたって停電してしまうこともあります。地磁気が荒れているときには、磁気を使った地下探査も精度が落ちてしまうため、地磁気の変化の少ないときを狙って行う必要があります。
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![]() (NASA提供) |
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大型の太陽フレアやCMEに伴って、太陽高エネルギー粒子等とよばれるエネルギーの高いイオンが生成されることがあります。これは、放射能による放射線と同じもので、人体に対して放射線被爆をもたらします。地上で生活している人間にとっては、地磁気や大気がバリアになるので問題はないのですが、宇宙空間で活動する宇宙飛行士の健康にとっては重大な問題の一つです。
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太陽が地球や人間生活に与える長期・短期の影響に関する研究が急速に盛んになっており、様々な国際共同研究プロジェクトが組織され、推進されており、日本国内の研究機関も精力的に研究を進めようとしています。また、業務的な宇宙天気予報についても主な国々には警報センターが設置され、宇宙機関や通信・放送等のユーザに対し日常的に速報・警報を提供するとともに、宇宙天気現象の研究や予報技術の開発を行っています。宇宙天気予報については、ISES(International Space Environment Service)とよばれる各国の警報センターで構成させる国際組織が活動しており、国際的な連携や情報交換に努めています。日本では私ども情報通信研究機構が警報センターに指定され、業務を実施しています。 |
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