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太陽地球人ホーム
> 太陽と地球と生命のリズム〜体内時計
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太陽は生命オーケストラの大指揮者! |
最終更新日
2004年7月31日 |
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私たちの住む世界は本質的に様々なリズム(周期・サイクル)によって運行されています。太陽の黒点活動の11年周期、地球が太陽の周りを一周する365日の公転リズム、春夏秋冬の季節のリズム、地球の自転による1日24時間のリズム、潮の干満サイクル12.4時間などのリズムと同調しながら生を営んでいます。さらに、単細胞の藻から、人間、クジラにいたるまで、全ての生物は各々が持つ独自のリズムにしたがって生きています。生物の体内でリズムを刻んでいるシステムを体内時計といいます。あらゆる生物が奏でるリズムの全体をオーケストラにたとえれば、太陽は指揮者としてタクトを振っています。
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朝起きたら太陽の光を浴びよう!
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体内時計に備わっている1日約24時間の周期を「サーカディアンリズム(概日リズム)」といいます。私たちの「サーカディアンリズム」は太陽の光に大きく反応します。太陽の光は目から入り、脳の視床下部に届きます。視床下部は、呼吸や心拍数、体温や血圧、ホルモンの生産などの、体内の重要な機能を司っています。この視床下部の中にある視交叉上核(しこうさじょうかく)が体内時計の司令塔的な役割を果たしていると考えられています。朝起きてすぐに太陽の光を浴びると、視交叉上核の中で時計遺伝子が発動し、「サーカディアンリズム」が外界のリズムにセットされます。こうして新しい1日の体内時計の針が時を刻み始めれば、健康に1日を始める事が出来ます。
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時間を知らせるホルモン「メラトニン」
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メラトニンは時間を知らせるホルモンであり、人を健やかな眠りにつかせます。いっぽう、夜行性の生物には活動に入るタイミングを知らせます。人が最も眠りにつきやすいのは、メラトニンの分泌が自然に始まる夜9時から2〜3時間後までで、午前2時頃にメラトニンの分泌が最高に達します。目覚める前に分泌が止まる体内のメラトニン濃度は、太陽の光を浴びる事によって一気に減少し、神経が睡眠モードから覚せいモードへと切り替わります。朝太陽の光をしっかりと浴びることで体内時計がリセットされ、夜になった時、視交叉上核の指令で脳の松果体からメラトニンが分泌されます。冬の間、夜が長い時期はメラトニンが長時間にわたって分泌され、夏の間夜が短い時期は短時間になります。こうして、私たちの体内時計は季節とともに時を刻んでいるのです。 |
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目を覚ます青色の光
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体内時計の針をコントロールする力は、太陽光の青色の光(420ナノメートルの波長)が持っています。網膜や全身の細胞、脳内の視交叉上核に多く存在する「クリプトクローム」という色素が、青色の光を受け取る事によって、時計遺伝子が機能します。晴れ渡った青空を見ると、すっきりと目が覚める理由がここにありそうです。逆にどんよりと曇った日は、気分が憂うつになる経験をだれもが持っているはずです。体内時計に狂いが生じると、健康に不調をきたし、睡眠障害や季節性感情障害につながります。自分自身の体内時計と太陽光の関係を良く理解する事は、健康的な暮らしをおくる事に役立ちそうですね。
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日進月歩する体内時計の研究
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| 人の体内には睡眠と覚せい以外にも多くのリズムがあります。呼吸と心拍、体温や血圧、ホルモンの生産、細胞分裂等はそれぞれ独自のリズムを持っています。例えば、血圧と脈拍が最も高くなるのは朝7時、体温が最も高くなるのは夜7時、細胞分裂のピークは夜9時と定まっています。視交叉上核にある親時計は全身の様々な体内リズムに指令を出し、それぞれのリズムをコントロールしています。人の体内時計には、1週間や、1ヶ月の周期もあり、私たちが使っている暦と不思議に対応しています。また、体内時計を取り入れた新しい医療の方法である、時間治療も注目を浴びつつあります。こうした体内時計の解明は時間生物学という学問によって研究されており、体内時計と太陽との繋がりに関しても次々と新しい発見がなされています。 |
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